イ・ミスク(韓国女優)
とかく若さが持てはやされる韓国芸能界において、中年の域に達してもその輝きを失わず、年を経るごとにかえって円熟味を増している稀有な存在。デビューのきっかけは典型的な韓国美人とも言える整った美貌により手にした彼女だが、デビュー後は外見よりもむしろ内面に溢れる実力で確固たるスターの地位を手にした。
デビュー直後の1979年に早くも韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞新人女優賞を受賞。その後も毎年映画出演のオファーが尽きることはなく、ほぼ1年に1本のペースで主演級の役柄をものにしている。著名な監督の名作にも数多く恵まれ、演技するたびに大女優としての存在感が増している。
1984年には朝鮮戦争を背景に生き別れの姉妹の人生を描いた名作「その年の冬は暖かかった」で大鐘賞主演女優賞に輝き、以後現在に至るまで人気・実力共に衰えを見せていないのは驚異的である。1998年には結婚・出産後一時的に芸能界から退いていた彼女の復帰作となった「情事」で、イ・ジョンジェと共演、内面から迸る情念を成熟した魅力で表現し、ともすれば単なるメロドラマに陥りがちな妹の結婚相手との情事という題材を、高級な心理ドラマにまで高めるのに貢献した。2000年には「シュリ」のカン・ジェギュ監督が制作した一大スペクタクル「燃ゆる月」に出演、彼女の持つ華やかで重厚な雰囲気が、このファンタジースペクタクルにおいて大きく生かされた。2003年にはこの年最も話題となったペ・ヨンジュン、チョン・ドヨン共演の「スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞-」に出演、ベテラン俳優として、映画初主演となるスター、ペ・ヨンジュン相手に貫禄の演技を見せている。
スクリーンを離れた素顔の彼女は、同年代の女性にとってファッション・リーダー的存在であり、2001年にはベストドレッサー賞を受賞。結婚し、母となってからも第一線で活躍し続ける姿は多くの働く女性の憧れるところである。
<主なドラマ出演作> デビュー作 1979 麻浦の渡し(TBC)
1998 片思い(KBS)
1999 人の気持ちも知らずに(MBC)
クィーン(SBS)
2002 孤独(KBS)
<主な映画出演作> 1984 今年の冬は暖かかった、1985 桑の葉、1988 情事、 2000 燃ゆる月、2001 ベサメムーチョ、2002 ウララ・シスターズ、2003 スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞-
イ・ミスクのプロフィール
名前/イ・ミスク(李美淑)
生年月日/1960年4月27日生まれ
趣味/ゴルフ・映画鑑賞
学歴/高麗大学言論大学院卒業
1978年の第三回ミス・ロッテ選抜大会入賞を経て1979年に芸能界デビュー。
写真は2003年10月公開の映画「スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞-」のワンシーン。
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