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韓国の山野草には食べられるものがたくさんあります。
日本人と同じように、いえそれ以上に医食同源、陰陽五行の考えに基づき、四季折々の自然界の気を食をとおし自分の体にとりこむといった目的で、韓国人は山菜を好んで食べます。昨今は山野草を中心にした精進料理店も都市を中心に何軒もあり食通たちの静かな人気をよんでいるようです。
韓国の民謡「トラジ」は春の野にトラジ(桔梗)の根をつみにいく韓国の乙女たちのようすを歌ったものです。日本でも万葉の時代には野摘みといって、宮廷につかえる官女たちが食べられてしかも薬効のある山野草を摘む季節の行事がありました。現代の日本では1月7日に食べる「春の七草粥」、「秋の七草(薬になります。)」の風習として残っています。これも万葉の時代の野摘みが起源です。
日本のみなさんにはなじみのない韓国の山野草も沢山ありますが、めずらしいものから、身近なものまで少しずつ、写真をできるだけ添えて食べ方、薬効など紹介していきたいと思います。一方、まちがいやすい毒草と食べたときの症状もあげておきますので、何度も採りにいって確信のある山野草を食するか、山野草にくわしい地元のエキスパートの方と同行して必ず指示をあおいで中毒事故を防いでください。
韓国の山野草で人気のあるものは現在ではビニールハウスで栽培されて市場にでています。
街のスーパーマーケットを春先にのぞくと、日本の方にとっては名前もわからないような山菜が種類も多く、売られています。また野菜の不足する冬場を考えて山野草を乾燥させたものもあります。
韓国式の和え物のことをナムルやムチムといいますが、これらは生のまま使うセンチェ (生菜)、ホウレンソウなどに含まれる蓚酸による苦みをとるためや硬い葉ものをやわらかくするため熱処理したスクチェ(熟菜)という2種類の調理方法があります。
韓国では基本的には山野草はナムルやムチムにして食べますが、その他にも、キムチやスープ、チジミ、ディギム(天ぷら)にしたり、さっとゆでて好みのヤンニョムジャン(つけ味噌)をつけてシンプルに食べたりもします。
みなさん、韓国の食べられる山野草の世界を連載で楽しんでください。
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