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映画「チャーミング・ガール」インタビュー

キム・ジスの写真今秋、日本で公開される映画「チャーミング・ガール」のイ・ユンギ監督と主演を務めたキム・ジスが映画プロモーションのために来日!K-PLAZA.comは都内ホテルに滞在中のお2人を訪ねてインタビューに行ってきました!

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キム・ジスの写真インタビュー室に入ると、監督とキム・ジスは笑顔で迎えてくれました。キム・ジスは「ヨロシクオネガイシマス〜」と日本語で挨拶をしてインタビューが始まります。

Q キム・ジスさんは今回、映画初出演ということですが、ご感想を聞かせてください
キム・ジス:「チャーミング・ガール」は2004年の夏に撮影をして去年韓国で公開された映画です。この映画に対するプレッシャーがなかったわけではありません。なぜなら少女時代のシーン以外のほとんどは私が一人で登場するので、私が演技をしながら引っ張っていかないといけないという気持ちがあったからです。ただ、撮影の現場に入ってからは逆に気楽にできました。10年以上の演技の経験はあるので、そのキャリアに傷が付かないように努めていこうと思いました。

Q 劇中キム・ジスさんは郵便局員という設定で、仕事をする仕草などはかなり自然に演じていましたが役作りのためにしたことなどはありますか?また監督が役作りのために指示したことなどはあったのですか?
キム・ジス:郵便局は映画でたくさん登場するシーンだったので、私に限らず一緒に登場する職員も自然に見えることが重要だと考えていました。それで、監督が郵便局に行って職員達が働く様子を実際にビデオにとって来てくださいました。それをまず見てからその後みんなで郵便局に実際に行き、働いている様子を見学しました。現場でも郵便局員にその都度教えてもらいながら撮影しました。
イ・ユンギ監督(以下:監督)うしろに郵便局員がいつも一人ついていました。
いつもチェックして、間違っている所を教えてくれるんです。

キム・ジスの写真Q それぞれ監督・女優という職業でなければどんな仕事をしたいですか?
監督:私は浮浪者…新宿にいる…
キム・ジス:監督はもともと食べて飲んで遊ぶのが大好きなので…(笑)
私は得意なことがないので…運動が得意とか、歌や絵が上手なわけでもないので、自分でも何がしたいかと考えてみてもとりえがないので…
監督:そんな風に話してもみんな喜ばないよ。謙遜してるって思われるから何か考えなよ。(こちらに向かって)私は建築家になりたいです。それで建築を勉強しようと思って文系に進んだら文系じゃなく建築は理数系だったんです。それで諦めました。
キム・ジス:調べてから行ってくださいよ〜(笑)普通は事前に調べていくのに、行ってから調べるというのは監督らしいですよね。

とても気が合った楽しい雰囲気でインタビューに応えてくれる監督とキム・ジス^^結局キム・ジスはひとつ職業を挙げてくれました。

キム・ジス:小さい頃に夢をみた職業はあります。それはアナウンサーでした。なぜなら小学校生の頃、国語の時間などで教科書を読むときに、先生に“あなたは読むのがとても上手ね、間違えないで読むし、将来アナウンサーになったらいいわね”と言われたのが幼心にとても嬉しく、テレビで特派員がフランスなどでリポートしているのを見て、とてもかっこよく見えたのでアナウンサーになりたかったこともありました。
監督:アナウンサーをやってもよかったかも知れないけど、今も女優の他にいろいろな仕事ができると思いますよ。札幌でスノボーのコーチをしたりね。
キム・ジス:(笑)スノーボードが好きなんです。

イ・ユンギ監督の写真Q 監督に質問です。「チャーミング・ガール」は後からの撮影が多かったようですが、特に意識したことなどはあるのですか?
監督:いろんな映画を観た時に、うしろ姿や横顔からキャラクター性や感情をとても感じることができるのではないかと感じました。日常生活で人を見たときも、疲れていたり、気落ちしている時は前から見るよりうしろ姿や横からの方がより感情が伝わってきます。ですから後からのシーンが多くなったのではないでしょうか。
撮影の時にカメラがずっと後から追ってくるので、ある日ジスさんが“今日もうしろ?いつ前撮るの?”と言いました。

Q この作品のアイデアはどこから得たのですか?
監督:この映画は短編小説がもとになっているのですが、主人公の‘積極的ではないけれどがんばって生きている’という姿勢が自分と似ていると感じました。
原作を書いた方とお会いしてお話しながら固めていきましたが、映画には原作にはない普段の生活の中にある仕草などを多く取り入れました。例えばテレビをつけたまま寝てしまったり、部屋で何もせずにボーッとしながら髪の毛を拾ったりする仕草などを自分の経験や周りの人を観察しながら取り入れ現実味を加えました。
一人暮らしをするとわかりますが、私も一人暮らしをして猫を飼っていました。
ですから、こうするだろうなということもわかっていたので映画に加えました。

イ・ユンギ監督の写真Q キャスティングにキム・ジスさんとファン・ジョンミンさんを起用した理由を教えて下さい
監督:簡単に言いますと、初めての長編映画ということもありますが、自分がキャスティングしたというよりも俳優にキャスティングされてしまったと思っています。
実は、シナリオは私が見ても面白くないです。特に内容もなくて…。シナリオを読んだ方はこういいました“だめだと思うよ”俳優がこの役をやりたいと思うか?というほどでした。ジスさんが演じた役もそうですし、ファン・ジョンミンさんが演じた役も演技をする人から見るとおかしな役なんですよ。でもシナリオを読んで長所を見出してくれ、やりましょうと言ってくれた2人のおかげで映画ができるようになったと思いました。
付け加えるとすれば…この映画は新人俳優で作るのがいいと思いましたが、有名なキム・ジスさんとファン・ジョンミンさんがやってくれるということで心の中では‘やった、うまくいくぞ’と思ってました(笑)

Q キム・ジスさんは今回、あまり感情を出さず押し殺したような役でしたが、苦労した点などはありますか?
キム・ジス:まず、最初慣れなかったのは常に手持ちカメラで追いかけられていて1メートル以内に必ずカメラがあり、自分が縛られているようで窮屈で演技がしにくかったということがありました。キャラクターとしては常に無表情で自分の感情を表さないのですが、何も考えずにただいるだけでは演技にならないので、そのキャラクターになって何を考えるのか、彼女ならこの時どうするのか立場を変えて考えてみた時に、例えば映画のように食事に誘ってすっぽかされれば私なら怒るのに彼女は怒らないんです。その女優キム・ジスとキャラクター‘チョンヘ’の調和、ぶつかり合うものを調和させることが大変でした。

<インタビューを終えて>
ストレートに言葉を発しながらもユーモア感覚や気配りのある監督。そして映画「チャーミング・ガール」劇中のイメージとは180度変わり、ケラケラと笑う明るいキム・ジス。映画について語りながらもついつい冗談に走ってしまい本題から外れてしまうということもしばしば^^ 主人公との調和に苦労したというキム・ジスですが、もちろん映画ではそんな様子を見せないベテラン演技が輝く「チャーミング・ガール」は10月7日よりシアター・イメージフォーラム他全国順次公開です!!

取材日時:2006年9月7日(木)東武銀座ホテル


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