記者会見場がNHK放送センターというだけあって司会は、NHKのアナウンサー。今回の担当司会者は、生活情報番組‘ためしてガッテン’でお馴染みの小野文恵アナウンサーです。
小野:まずお聞きしたいのは、現在日本で「チャングムの誓い」が大人気ですが、この人気についてどの様に受け止めているかお聞かせください。
イ・ヨンエ:まず、みな様にご挨拶を申し上げます。おはようございます。(日本語で)
「チャングムの誓い」が終了して約2年経つのですが、みな様がいつまでも応援して下さりとても感動しております。こんなに人気が出てくるのでしたらもっと当時、頑張っていれば…とも思いますし、日本・韓国間のように、すばらしい作品は国を越えて人気を得るということも実感しました。
小野:もっと頑張ればとおっしゃいますけど、あんなすばらしい演技を見せていただいてありがとうございます。
イ・ヨンエ:ありがとうございました(日本語で)
小野:イ・ヨンエさんから見たドラマ「チャングムの誓い」の魅力は何ですか?
イ・ヨンエ:結論から言うと、このドラマの一番の魅力は「人」ヒューマニティーだと思います。そして「愛」ラブですね。ヒューマニティーとラブこの2つがドラマの一番の魅力だと思います。そして、ヒューマニティーやラブと言ったものは、言葉・国境を越えていくもので、言葉が違っていても心に通じるものだと思っています。
専門的な言葉もあり少し難しい部分もありますが、人として最も重要な道徳的、基本的なものをこのドラマは含んでいるので、言葉や国を越え色々な国で人気を得たのではないでしょうか。
小野:今回は5年ぶりの来日だそうですが何かやりたいことはありますか?
イ・ヨンエ:そうですね。色々ありますがやはり一番にしたいことは、ファンのみな様に挨拶したいですね。前回5年前に来日したのは映画「春の日は過ぎ行く」の広報のためで、またその前は映画「JSA」の広報のために来日しましたが、今でもイ・ヨンエと言う女優を待っていてくれるファンの方や忘れずにいてくれるファンの方に直接お会いして、心からお礼を言いたいです。ですから今回は、ファンにお礼を言うのが一番の目的です。
5年という長い時間を待っていてくれたファンの方…
イ・ヨンエと言う女優を応援してくれたファンの方…
そして今回空港まで出迎えに来てくれたファンにお礼を言いたいです。
小野:ドラマの影響で日本では‘チャングム’と呼ばれることもあると思いますが、そういったことに戸惑いはありますか?
イ・ヨンエ:いいえ、ただただ感謝です。皆さんが‘チャングム’と呼んでくださることは、ドラマ「チャングムの誓い」を見てくださってのことだと思いますのでありがたいですし、大きな喜びだと思います。
小野:ファンとのふれあいの他に日本で何かしてみたいことなどはありますか?
イ・ヨンエ:私は、温泉が大好きなので日本の温泉に入りたいですね。今回は時間的に難しいですが、今後機会があれば家族と一緒に温泉に行ってみたいです。
小野:日本では先日「チャングムの誓い」の前半部が終了しましたが、これからの後半部のイ・ヨンエさんが思う見所を紹介してください。
イ・ヨンエ:後半に入っても見所はたくさんあります。ハンサン宮が死んでからまた新しい試練などもあります。そんな場面を見ながら自分の人生とリンクさせたり…
「あぁ、イ・ヨンエはロケで苦労しただろうな」と思うようなところが多々ありますので(笑)そんなところも楽しみに見ていただけたらと思います。
ここからは記者からの質問です。
Q「「チャングムの誓い」で大成功を収めた後に「親切なクムジャさん」という映画で野心的な役柄に挑戦されていましたが、今後はどのような作品に出演してどんな女優になりたいですか?
イ・ヨンエ:アニョハセヨ。(質問した人に向かって)私の事をいっぱい研究してくれて有難うございます。「チャングムの誓い」という作品は、自分が出演した作品の中でも忘れられないものとなっています。一つの役柄だけにとらわれるのではなく、これまでのイメージに加えて新しいイメージを加えていきたいです。「チャングムの誓い」でのイ・ヨンエだけではなく新しい役柄にチャレンジしていきたいですね。ですから「チャングムの誓い」の後に全くイメージの異なる「親切なクムジャさん」に出演しました。今後のことは決まってないですがまた色々な役柄に挑戦したいです。
Q「今日(5月8日)は韓国では「両親の日」だそうですが何かご両親にしましたか?
イ・ヨンエ:日本でもそういった日があるのですか?
小野:日本では今度の日曜日が母の日です。
イ・ヨンエ:今朝、ホテルから自宅に電話しましたが出てもらえませんでした。
今日の日を忘れているのではないでしょうか…?
両親に対しては、私が日本や色々な場所ですばらしい活躍をしていくことが一番のプレゼントになるのではないか…と思っています。(笑)
Q「韓国映画のスクリーンクウォーター制について何か意見があれば教えてください。またイ・ヨンエさんにとって韓国映画とはどのようなものでしょうか?
*スクリーンクウォーター制とは?国産映画上映義務制と言うもので、自国の映画産業を保護するという目的から制定されたものである。ただ近年、韓国映画が世界各国でヒットしている為、韓国政府が自国映画の保護政策を廃止または縮小しようとする動きがある。
イ・ヨンエ:韓国文化に対して関心を持っていただきありがとうございます。すばらしい韓国映画がたくさんある中で、私自身それほど多くの映画に出演しているわけではありませんが、日本の方の記憶に残る映画に出られたことに感謝しております。スクリーンクォーター制に対して直接的に意見するよりも、より多くの人から関心をいただき世論が盛り上がる事を望みます。
Q「今後、演じてみたい役柄はありますか?
イ・ヨンエ:「チャングムの誓い」のあと、私が「親切なクムジャさん」に挑戦した大きな理由は、女優として幅のある演技、多彩な役柄など色々な役をこなせる女優になりたいと思っているからです。韓国や日本を含め世界的に見てその様な女優は多くないと思いますが、そんな女優になりたいです。
Q「「チャングムの誓い」の監督が長期間のロケの間も風邪も引かずに頑張っていたと言っていましたが何か特別な健康管理などされていますか?またいつも美しいイ・ヨンエさんですが美容の秘訣などあれば教えてください。
イ・ヨンエ:ありがとうございます。ドラマと言うものは、実際に出演する俳優・女優も大切ですがドラマ全体を引っ張っていく監督が一番大きな役割を果たすと思います。監督のお気遣いや忍耐がなければこのような作品が生まれなかったでしょう。今回、監督から多くのことを学んだと思います。またドラマの撮影が困難を極めても皆様からの応援や後押しが私の支えとなり頑張ることが出来たと思っています。ただ本当に大変だったのでロケが終わってから10日間ほど寝込みました。美容に関しては、日本の方が化粧品などもいいものが多い聞いていますので逆に教えてもらいたいですね。(笑)
小野:今後ドラマも後半に入りますが最後にファンの方に一言お願いします。
イ・ヨンエ:特に後半部分は医学用語もなども入り難しくなりますが、それにも関わらず日本や中国をはじめとするアジア各国で人気を得ているのは本当に良い映画やドラマは国・言葉・民族を越えて広まるものだからだと思います。一つの普遍的、人間的価値を伝える力があると実感しました。そういうものが人類共通の声として作用していくと思いますし、韓国のドラマ、韓国の俳優と言うだけではなく普遍的な部分に関しても見てもらいたいと思います。
<記者会見を終えて>
記者会見中は終始笑顔でいたイ・ヨンエ。女優オーラ全開!ドラマではチマチョゴリ姿で出演していましたが会見では水玉のワンピースで登場。何だかとても新鮮に感じました。NHKで放送中の「チャングムの誓い」は「冬のソナタ」の時と違い中高年男性からの反響が多いことが特徴だそう。実際、イ・ヨンエを目の前にしてみると「おじ様キラー」の笑顔に納得してしまいました。いよいよ今週からドラマは後半に突入。女官から女医へとなり宮中に戻っていく話になります。ドラマの後半部分も楽しみですね。
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