タイトルのみならず、劇中のキーポイントにもなっている‘黄色いデイジー’が春らしく飾られた会場へ出演者達が次々と登場、皆さん素敵な笑顔で挨拶してくれました。
アンドリュー・ラウ監督(以下:監督)こんにちは。(日本語で)またお会いできて嬉しいです。「デイジー」という映画が皆さんに気に入ってもらえたら嬉しいです。
チョン・ジヒョン(以下:ジヒョン)はい、こんにちは。私はチョン・ジヒョンです。本当に久しぶりですネ。あの〜私は…(ここまで日本語、このあと韓国語に切り替えて)とても嬉しいです。またこうして久しぶりに「デイジー」という映画で皆さんに会えてうれしく思います。今日はたくさんの方にお越しいただいてありがとうございます。
チョン・ウソン(以下:ウソン)こんにちは。また皆様にこうしてご挨拶できて大変うれしく思っています。俳優としていい役、いいキャラクターを演じ、愛されるということは本当に幸せなことです。この「デイジー」という映画が皆さんに感動を与えて、またその喜びを感じたいと思います。今日はお集まりいただきありがとうございます。
イ・ソンジェ(以下:ソンジェ)こんにちは。(日本語で)こうしてお会いできて嬉しく思います。個人的には昨年3月に韓流シネマフェスティバルに参加してから約1年振りの来日ですが、来るたびに新鮮な気持ちになります。この「デイジー」が日本の皆さんに愛される映画になってほしいと思っています。今回素晴らしい監督、俳優の皆さんと仕事ができたのは大きな喜びでした。どうぞ皆さん映画に期待して下さい。ありがとうございます。
Q「デイジー」の脚本を読んで気に入った部分はありますか?
ジヒョン:自分が作った作品ですから、どこも気に入っていますが、その中でも特にヘウォンとジョンウ、パクウィが最初で最後に3人で会うシーンがあるのですが、このシーンの中には映画で伝えようとしたことや、登場人物の感情的な部分すべてが込められていると思います。ですからこのシーンを見て皆さんも多くの事を感じるでしょうし、すごく感銘を受けると思います。私も個人的にこのシーンがとても好きです。
ウソン:初めてシナリオを読んだとき、私が演じたパクウィのセリフの中で非常に心を打たれたセリフがあります。「もう一度最初に戻ろう、そこでまた出逢おう」とヘウォンに向かって言うセリフです。それを読んだ時にパクウィという人物はこういう愛を表現したかったんだ、表現できない彼の愛は暗く辛いものだったんだとパクウィに哀れみを感じ、また惹かれて引き受けました。またこのシナリオのいい点は登場人物3人それぞれが違うカラーを持っているのですが、一人に偏らずひとり一人が美しい姿で登場しているということです。
ソンジェ:最初このシナリオを読んだ時、ドラマにしろ映画にしろメロドラマに一番興味深いのは三角関係だと思いました。三角関係というのは究極的な関係にあるかも知れませんが、やはり面白いものだと思いました。今回の映画はメロドラマの中でも最もドラマ的なものではないかと思います。それぞれの素性を隠して、お互い近づけず、そして告白もできないというドラマ設定が独特だなと感じました。この映画は妙な雰囲気もでているのが魅力でした。
Q 全撮影がオランダでのロケでしたが、エピソードはありましたか?
監督:いろいろ楽しかったですが、印象に残っているのはクルーがそれぞれ違う言語を覚えて話したことです。
ジヒョン:天気についての印象が深く残っています。アジアでは見ない現象を体験することができました。太陽が夜の10時に沈むんです。なので、夜の10時くらいに夕食をとるという経験をしました。
ウソン:撮影中に、ある中華店で実際に狙撃事件があったんですね。そのニュースを聞いて皆が真っ先に私に“その時間どこに行ってたんだ?”と聞いてきたことが記憶に残っています。(笑)
ソンジェ:休みの日にスポーツジムのようなところに通っていて、普段は車で送ってもらうのですが、運動を兼ねて車道を歩いて帰っているときに警察に呼び止められました。歩いてはいけない所なので車に乗れといわれパトカーでホテルまで送ってもらいました(笑)。普段あまり乗ることのないパトカーに乗ることができて、その時は恥ずかしかったのですが、今となっては楽しい思い出です。
捕まってパトカーに乗っているジェスチャーを見せ、日本語で“私はどろぼうです…”といっておどけるイ・ソンジェに会場も主演者たちにも笑いが起きました。
Q 演じたキャラクターについてどんな魅力を感じますか?
ジヒョン:私が今まで演じてきたキャラクターとは少し違い、今回演じたヘウォンは3人の中におかれている関係やその中で置かれている線を見えないように上手く演じ、そういった意味合いを持ちながら表現しなければいけない役だったと思います。そんなヘウォンのキャラクターに新鮮さと魅力を感じました。
ウソン:パクウィが持っている魅力は、やはり彼の持っている愛ではないかと思います。パクウィは愛をもらえなくても与えるだけで幸せを感じる、満足を感じるというところにとても魅力を感じました。そして演じていくうちにチョン・ウソンを完全にパクウィに注入することができました。
ソンジェ:私はまず、脚本を読んでキャラクターというよりはドラマ全体的の雰囲気に惹かれました。私も次第にジョンウになりきって撮影することができ、途中からはジョンウの思考になっていると感じるほどでした。チョン・ジヒョンさんとも、キャラクターになりきってきたのに撮影が終わっちゃうねと話していました。ただ、完全にジョンウにハマり、ジョンウなりきった!と思ったら銃に撃たれて死んでしまったのが残念です(笑)。
Q チョン・ウソンさんは今回アクションシーンもありましたが、大変だったこと、楽しかったことはありますか?
監督:チョン・ウソンさんはアクションに関して問題はなかったのですが…。 水に飛び込むシーンがあったのですが、大男の割りには水に飛び込むのを怖がっていました。
チョン・ウソンに真相を聞いてみると…
ウソン:(笑いながら)監督は記者会見ということで俳優をからかっているんですよ。
アクションシーンに関しては、銃撃シーンが子供の時の遊びを思い出すようでした。飛び込むシーンは水が怖かったのではなく、その川で牛の群れが用を足していたのでためらっていたんです(笑)
監督:実はアクションが一番多かったのはチョン・ジヒョンさんです。橋から転落するシーンではスタントを使おうとしたのですが、チョン・ジヒョンさんは自分でやると3回も転落してくれました。
ジヒョン:はい。苦労という苦労は全部私がしました。チョン・ウソンさん、イ・ソンジェさんのアクションよりも、そのシーンを見せるため私は1年間川に落ちる練習ばかりしていました(笑)でもまさか排出物が流されている川だとは知りませんでした…。
Q 「デイジー」はハリウッド映画のリメイクの話がありますが、どう思われますか?
ジヒョン:私達の持っている‘感情’がアジアを越え、リメイクではありますが、多くの人々に伝わり共感してもらえるということは俳優として幸せだと思います。ただ残念なことは私達がアジアを越えて直接紹介できればよかったなと思います。
ウソン:映画は映画です。いろいろな映画がありますが、映画はそれを作った人たちの国の映画館で上映するのが理想だと思います。リメイクで更にいい作品にすることも大事ですが、私はもともとの映画が公開されて欲しいと思います。それこそが真の文化交流だと思っています。
ソンジェ:そうですね。きっとこのリメイクの話というのは、ハリウッドの俳優さんを使って映画を撮れるような監督がこの映画を撮ったからだと思います。人気のある監督が映画を撮ったということでリメイクの話が出たのではないかと思います。
(監督に向かって)ご飯をご馳走してください(笑)
〜会見を終えて〜
今回の「デイジー」でヘヨン役に同化したというチョン・ジヒョン。‘運命の愛を信じるか’の質問に“運命の愛を信じています。また、運命の愛に出会いたいと思っています”とコメントしていました。チョン・ウソンもまた、この映画で切ない愛の存在を知ったと、共演者皆が愛ついてなにかを学んだようです…。アジアを代表する豪華キャストとスタッフがオランダの地で才能を発揮させ作り出した「デイジー」は5月27日より全国ロードーショーです!
|