チェ・ミンシク:(以下:ミンシク)たくさんの人たちにお越し頂きましてありがとうございます。日本には何回か来る機会がありましたが、またこうして関心を持っていただいて大変うれしく思います。今回は「春が来れば」という作品を持って皆さんにご挨拶に参りました。今回は前作の「オールドボーイ」とは違いこれから訪れる春にふさわしい作品ですのでたくさんの関心を持って頂き、作品をたくさん愛して下さればと思います。
Q 今回の作品の監督は本作が初作品となりますが、出演しようと思ったきっかけを教えてください。
ミンシク:新人監督の作品に不安は感じなかったのかという質問は多く受けました。新人監督だから不安だ、有名監督だから安心というのは先入観にすぎないと思います。有名な監督も有能な監督も初めは新人でした。ですから私は可能性をみて出演を決めています。私は自分自身の映画への考えと今回の作品がぴったりと合ったので選びました。
Q 映画は子役のイ・ジェウォンが好演でした。お二人の息も合い、たくさんの生徒たちも共演していましたが、振り返ってみて感想をお聞かせ下さい。
ミンシク:結論から言うとすれば、とても幸せでした。大変なことはなかったです。昨年、カンヌ映画祭に「オールドボーイ」がエントリーした際、日本の「誰も知らない」という作品もエントリーしました。その時に最優秀主演男優賞をとったのは「誰も知らない」に出演した、当時13歳ほどの青年です。私も候補に入っていたのですが、私は落ち、賞をとったのはその少年でした。なぜでしょうか?演技というのは高度なテクニックも重要な部分ではありますが、それ以上に必要なのは演技に注ぎ込む真実だと思います。世界中の俳優の中で彼が選ばれたのは演技の中に彼の真実が活かされたからだと私は思います。今回の「春が来れば」にも同じことが言えます。参加した青年たちは皆、経験もテクニックを備えてはいませんでしたが、彼らが持っている純粋さこそが映画に必要なものでした。そして、そういった真実さや純粋さは経験を積んだ俳優たちにも必要な要素ではないかと思っています。
Q 中学校が舞台になっていますが、ご本人は中学生時代どんな学生だったのでしょうか?その頃の印象的な先生や、ガールフレンドがいたりとかしたのですか?
ミンシク:ガールフレンドはいませんでした(笑)友達は多かったですが女の子の友達はいなかったです。多分その頃、顔にニキビがたくさんあったのが原因ではないかと思います。中学時代は平凡な生徒でしたね。心に残る先生は国語の先生です。父親のような愛情をくれる先生でした。今回の映画でもおそらく無意識にその影響が出たのではないかと思います。
Q 今回、役作りのために特別に努力したことがあれば教えてください。
ミンシク:はい、私が劇中でトランペットの演奏者という役でしたのでトランペットの練習をしなければなりませんでした。そのためには死ぬほど努力ました。趣味で自ら進んで練習するのなら楽しくできたと思いますが、作品のためにある程度のレベルまで必ずできるようにしなければいけなかったので、そういった意味では精神的なストレスを感じました。しかし、撮影までには達成させなければと思い、寝る時とご飯を食べる時意外はいつも吹いていました。ですから、まわりの人たちにはうるさいと言われ大変迷惑をかけたと思っています。
〜取材を終えて〜〜
努力を惜しまず、死ぬ気で練習して役作りをする…。有名なベテラン俳優になって技術をつけてもこうやって真剣に取り組むからこそいい作品が生まれてくるのでしょうね。会見の中で受けた質問に一つひとつ誠実・丁寧に応える姿勢は本当に、映画人として映画に向ける情熱がぎっしりと込められていました。会見に駆けつけた報道陣も“さすが…”と圧巻してしまうほどでした。
そんな運命・感謝・友情・笑顔・勇気が詰まった感動作「春が来れば」は3月25日よりロードショー開始です。お楽しみに!
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