ソヌの人生観についてどうお考えですか?
監督:自分の感情に不器用な一人の男が、心の中の揺れに気づき、段々自分の中で揺れが広がっていき、それまで自分の感じたことのなかった部分に気づくことになります。ソヌは完全無欠な人生を送っていると自分では思っていたけれど小さいことがきっかけでそれが揺れてしまいます。その揺れは何だろうと、自分の心の闇をひとつひとつ探っていき、愛という感情があることに気がつきますが、愛という感情に不器用で、そういう感情をなかなか理解できません。
ソヌは、完全な人生を送っていると思い追求していたけれど、人というものは完全ではありえないもので、自分の中で揺れというものを感じながらそういう部分を少しずつ見つめていく、そういったことが彼の人生観でしょう。
イ・ビョンホン:撮影中にも撮影前にも、監督とずっとソヌについて、ソヌの感情や心理状態について沢山話し合って来たので監督と大きく異なるところはありません。人生観とは関係がないかもしれないので質問の答えになるかわかりませんが、映画でのソヌの感情や心理状態はこのようなことだと思います。毎回100点を採っていた人が、ミスをして50点を採った時の感情と、いつも70点だった人が40点を採るのとでは、感情は大きく異なるでしょう。
100点を採ってた人がちょっとしたミスで50点を採ったら残りの試験は全部諦めたくなるでしょう。70点を採っていた人が40点を採った場合、次の試験で良い点を採ればいいだろう程度の気持ちになるでしょう。ソヌの感情はこのような心理状態と似てるのではないかと思います。
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