>> INTRODUCTION
『ブラザーフッド』『シルミド/SILMIDO』といった錚々(そうそう)たる大作と同時期に公開されながら、多くの人々に笑いと感動をもたらし、堂々120万人の観客を動員した話題のスーパーラブ?ストーリー。純朴な薬剤師の青年ヒチョルが、突然出会った女性ヨンジュの “ウソ”で塗り固められた大騒動に巻き込まれ、互いに反発しあいながらも、何故か次第に心惹かれ…というストーリーが、ドタバタの中にもロマンティックムードいっぱいに展開。そして、とびきり愉快で楽しいのが、彼らを取り巻く家族や親戚の人たち?お父さん、妹、おばあちゃんなど、お節介だけどハートはとびきり温かく善良な人たちの存在だ。それは観るものに懐かしい郷愁を呼び起こし、忘れかけていた家族のぬくもりの素晴らしさを伝えてくれる。そんな心優しい人たちとの出会いの中で、自分に正直になることの大切さに気づいていくヨンジュの姿はとても愛おしく、観るもののハートまでも温かくしてくれる。クライマックスでは爽やかな感動があなたを優しく包み込み、心から幸せな気分に浸れることだろう。
主演は、女性たちのハートを熱くときめかせ、本国で“恋人にしたい男優No.1”に選ばれた注目の若手俳優、カン・ドンウォン。日本では、『オオカミの誘惑』やドラマ「威風堂々な彼女」「1%の奇跡」で早くも大ブレイクの兆しを見せている本作では、それまでのファッショナブルなイメージを一新し、純朴な青年を好演。劇中で甘い歌声も披露し、女性ファンが急増するのは必至だ。また、天才的な詐欺師ながらナイーブな優しさを内に秘めたヒロインを演じるのは、ドラマ「ロマンス」「Happy Together」や映画『リメンバー・ミー』などのトップスター、キム・ハヌル。本作で見せた絶妙のコメディエンヌぶりは、韓国の批評家にも高く評価され、2004年百想芸術大賞最優秀主演女優賞に選ばれた。さらに、ヒチョルの父親役に、『殺人の追憶』の名脇役ソン・ジェホ、強烈なインパクトのおばあちゃん役には、『ガン&トークス』や『パイラン』などのベテラン女優キム・ジヨンが扮し、作品に厚みを加える最高のキャストが結集している。
テンポのいい演出でストーリーをエキサイティングにまとめあげたのは、本作が長編監督デビューとなる新鋭ペ・ヒョンジュン。音楽は、『シルミド/SILMIDO』『オールド・ボーイ』などの大作から『ラブストーリー』まで、あらゆるジャンルの韓国映画を手がけてきたチョ・ヨンウクが担当。懐かしのヒット・ポップス「ヘイ・ポーラ」などを上手に使った抜群の音楽センスで、それぞれのシーンを際立たせている。
>> STORY
詐欺罪で服役中のヨンジュ(キム・ハヌル)は、ウソつきの才能をフルに発揮して仮釈放に成功。たったひとりの家族である姉の結婚式に向かうために、意気揚々と列車に乗り込んだ。ところが、うとうとしていた彼女がふと目を開けると、見ず知らずの男が彼女の足の間を覗いているではないか!「この変態ッ!」間髪を入れずに殴り蹴飛ばすヨンジュの剣幕に、他の乗客たちも大騒ぎヨンガンで薬局を営む薬剤師のヒチョル(カン・ドンウォン)は、恋人へのプロポーズに向かう途中で婚約指輪を眺めていたとき、列車が動き出して手からぽろりと落ち、ヨンジュの足元に転がってしまったというのだ。誤解が解けて一件落着といきや、ヒチョルがトイレに立とうとした瞬間、その指輪がスリに擦られるのをヨンジュは目撃してしまう。仮釈放の身の自分が泥棒に間違われたら大変と、列車を降りたスリの後を追い、まんまと指輪を取り戻したはいいが、その間に列車が動きだしてしまった!列車の中には、姉への結婚プレゼントが入った大事なバッグがあったのだが…。
指輪をヒチョルに返してバッグを取り戻そうと、ヨンガンへと向かったヨンジュ。しかし、タクシー運転手のしつこい詮索に頭にきた彼女は、思わず「新しい嫁です」とつい口からでまかせを言ってしまう。そのため、事態はとんでもないことに!タクシー運転手はヒチョルの叔父だったのだ。たちまちヨンジュは、ヒチョルの父親、妹のスミ、おばあちゃんを始めとする大家族に取り囲まれた。彼らに事情を説明しながら、ウソはどんどん膨れ上がるばかりだ。
一方、恋人ジェウンに結婚を申し込みに行ったヒチョルは、肝心の指輪を失くしたことに気づき、彼女を怒らせてしまう。意気消沈している彼のもとに、父親から即刻家に帰れとの電話がはいる。わけもわからず家に戻ったヒチョルは、あの列車内で自分を死ぬほど殴った女が、婚約者になりすまして家族といるのにびっくり仰天。しかも、彼女を妊娠させて見捨てた血も涙もないサイテー男という汚名まで.きせられていた。いくら根も葉もないウソだと主張しても、すべてが裏目に出るばかり。家族みんながヨンジュの味方になってしまい、ヒチョルの信用度は墜ちるところまで墜ちてゆく。
しかし、ヨンジュの方も内心穏やかではなかった。最初はバッグを取り戻すための方便だったのに、事態はますます取りかえしのつかない方向へひとり歩き。ヨンジュの言葉を信じ込んでいる善良な彼らを裏切りたくない、そして彼らの温もりの中にもう少し浸っていたいという気持ちから、彼女は真実を打ち明けることができなかった。やがてその地方を上げての一大イベント、「Mr.唐辛子コンテスト」の日が近づいた。優勝者のMr.唐辛子には高額の賞金が与えられるのだ。優勝賞金であることを企むヨンジュは、ヒチョルを参加させるために猛特訓を開始。そのふれあいの中で、彼女は今まで知らなかったときめきを彼に感じていくが…?
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PLODUCTION NOTES
トップスター、カン・ドンウォンの受難は続く…超辛い唐辛子にノックアウト寸前!
映画デビュー作から主役の座を手にした幸運な男、カン・ドンウォン。しかし、幸運の代価はあまりにも酷かった!? 彼は本作で先輩女優のキム・ハヌルに拳で殴られることは勿論、お父さんをはじめ家族全員に集団で殴られ、体中がアザだらけに!本人が一番大変だったと語る「Mr.唐辛子コンテスト」のシーンでは、辛さで有名なウムソン唐辛子を涙、鼻水まみれになるまで食べなくてはならなかった。当初は辛くない唐辛子で撮影予定だったが、リアルティを追求するあまり、急遽“辛い唐辛子”にさらにカラシを付けたものを使用することになったのだ。結果、カン・ドンウォンはこれまでのイメージを吹っ飛ばす体当たり演技をみせ、今まで隠されていたコミカルな面を引き出すことに成功した。もちろん、男前なシーンもある。アメリカのロックグループ“bred”の楽曲「Aubrey」のギター弾き語りを披露(オリジナル・サウンドトラックにも収録)、ギターを片時もはなさず、手にマメを作るほど練習した成果をみせた。そんなカン・ドンウォンを間近で見ていた現場スタッフは皆一様に口を揃え、役づくりに取り組む彼の真面目な態度を褒めたたえた。
スタントマンは不要!
キム・ハヌル、アクション女優に転向!? 華麗でタフな女詐欺師を演じたキム・ハヌルは、ハードなアクションを要求される場面が多く、撮影現場にはいつも危険が伴っていた。初めて出会ったヒチョル(カン・ドンウォン)を痴漢と勘違いする場面では、鼻血が出るほど相手を殴る演技を要求された。怪我があっては一大事!通常のアクションシーンでは相手役と入念なリハーサルを行うのだが、キム・ハヌルは突然本番でカン・ドンウォンのお腹に不意打ちパンチを連発。このアドリブが、よりリアルな映像効果をもたらした。また、走る汽車を追走したり、広大なバスターミナルを疾走するなど、体力的にきついシーンも果敢にこなした。ワイヤーをつけ、綱を使って2階の窓から降りるシーンも自ら志願。ワイヤー経験のあるキム・ハヌルは、「私はワイヤー専門俳優よ」と余裕の表情を浮かべながら、男優たちもためらうワイヤー演技をスタントマンさながらにこなしてみせた。さらに追加撮影ではワイヤーなしで2階の窓からぶら下がり、周囲をハラハラさせるほどだった。華奢な外見とは裏腹に、どんなシーンにおいてもプロ根性を見せた彼女は、アクション映画のヒロインもこなせるだろう!
唐辛子祭りのステージに登場し、撮影を敢行
華麗なパフォーマンスを披露!
劇中で大きな見せ場となる「Mr.唐辛子コンテスト」のシーンは、赤唐辛子の生産地として有名な陰城(ウムソン)で実際に開催された“唐辛子祭り”の会場で撮影された。カン・ドンウォンがステージに現われるや、お客さんから大歓声の嵐。続いて、赤いセクシーなドレスを身にまとったキム・ハヌルが登場すると、2000人の観客で埋め尽されていた会場は割れんばかりの歓声で熱狂の渦に。そして二人のスターによる白熱のステージが幕を明けた。タキシードできめこんだカン・ドンウォンはキム・ハヌルをコーラスにしたがえ、韓国の国民的歌手ソル・ウンドの「女女女」をノリのいいダンスをまじえて熱唱、パンチのきいた歌声が体育館に響いた。この日の撮影にあたってカン・ドンウォンとキム・ハヌルの二人はミュージカル俳優ジュ・ウォンソン指導の下、ダンスと歌を猛特訓。そのかいあって、二人はプロも顔負けの素晴らしいパフォーマンスで観客の大声援にこたえた。
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