映画『KT』は、金大中拉致事件をKCIA(国家安全企画部)内部の告発やCIA関係者からの証言に基づく事実に加えて、厳密な調査・検証をした中薗秀助氏の『拉致』が原作で、この原作をもとに坂本順次監督が28年前に闇へと葬られた真実を描きだそうと、スリリングな歴史ドラマに仕上げた。題名『KT』は、金大中の頭文字でもあり、KCIA要員が命令されたKill
The Targetの意味でもある。韓国では歴代の大統領をイニシアルで呼ぶ習慣がある。金泳三大統領などは「YSはやめられない」という小話本で一斉を風靡したことも韓国では記憶に新しい。