「地域ホームページ南陽通り」の運営者、南 吉克さんの2002年6月14日ワールドカップ「韓国対ポルトガル」戦観戦記(突撃レポート)です。

午後4時
曇り空の名古屋空港を飛び立って1時間40分後に到着した仁川(インチョン)空港は快晴でした。「アジアのハブ空港」というキャッチフレーズどおりのそのスケールの大きさに唖然。空港通路ではちょうど日本対チュニジア戦をテレビ観戦している集団があって日本ゴールの時の拍手にちょっと違和感を覚えました。「ニッポン、チャチャチャ!」はここではどう見ても浮いていました。
午後5時30分
ソウル行きのバスでは、アイルランドとメキシコのサポーターグループが盛り上がっていました。となりに座ったメキシコおじさんは次の試合までの4日間を買い物、観光地巡りで過ごすリッチな人。ハイウェイはワールドカップ歓迎の旗、旗、旗。日本とちょっと違うなぁ。
午後時7時
目指すは市庁舎前広場の大テレビモニター。約2キロくらいの道のりを歩いて向かう途中から道行く人は8割以上が赤いTシャツ姿。胸には「Be The Reds!」韓国の国旗をまとった人、BMW、屋台のおばちゃんまで赤いTシャツ。顔にペイントする店もいっぱいで、なぜか日本のユニフォーム着て習字書きを売ってた日本人発見。
午後7時30分
名古屋で例えると広小路伏見の交差点あたりですか、片側5車線だから両方では10車線の道路が交差する広い交差点で大きな野外コンサート会場が作られていました。そこはもう、数千人規模が道路に座り込み状態で、四方にある大スクリーンのテレビモニターに向かってこぶし突き上げてました。これだけの人数が声張り上げて歌う「アリラン」はマジで鳥肌が立ちました。試合開始までまだ1時間半もあるのにこんなに盛り上がってダイジョーブかな〜。
午後8時
目指す市庁舎前広場へたどり着く前に、大群衆の波に飲み込まれました。列に付いて歩いて行くと、そこで立ち止まるんです。動かないのでしばらく待っていると後ろから「モニターが見えないだろー。じゃまだから早く座れー!」韓国語分かりませんが怒っているその顔と派手な身振り見れば分かります。ここで座ってしまったら目的地まで行くことは出来ませんので座り込んでる群集の間を遠慮しながら抜け出しました。
午後8時半
試合が始まると、あらゆるテレビの前に人が集まります。商店の店先にテレビ出したとたんに100人くらいがすぐ集まって「テー、ハン、ミング!」(大韓民国)市庁舎前の大きなモニターの回りにも人人人。少しでも高いところから見ようと、なんにでも登っちゃいます。韓国ゴールの瞬間は自分も飛び上がってました。

午後10時30分
韓国勝利!それまで座っていた群衆は立ち上がって大移動が始まります。市庁舎前広場の大きなサッカーボールがどうやら目印みたいで、そこまで大声出しながら行って戻ってきます。おそらく2〜3万人が集まっていたその広場で出るゴミは凄まじい量だと思います。一番ビックリしたのは自主的にゴミをまとめる人達のその多さ!もう、そこらじゅうでゴミがまとめられて小さな山がいくつもいくつも出来上がっていく光景。渋谷もそーだったけどスケールが違いますホント。
午後11時
モニター見ていた群集は今度は街へ散らばって行きます。でもこれだけの人数だと「散らばって」じゃないなぁー。ほとんどそのまま「だぁーっ」と移動する感じ。「テー、ハン、ミング!」ってほんとにみんなが大声で叫びながら行進です。親指と人差し指を広げて両手を突き上げながら。日本にもこういう全国民共通の応援スタイルあるといいなーって羨ましくなります。タクシーもバスも、もちろん普通の車もクラクション鳴らしながら「テー、ハン、ミング!」 渋滞で立ち止まるバスの屋根には人が乗って国旗振りながら、踊りながら「テー、ハン、ミング!」
午後12時半
まだまだこの街は眠る気配なしです。何時までこのお祭り続くのか想像つきません。ずっと朝まで盛り上がっていてください。歴史的なこの日を一緒に体験させて貰えて嬉しかった。韓国ありがとー。ワールドカップありがとー! |
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