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済州でしか手に入らない天然柿渋染 -カロッ-
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カロッ(褐衣)は済州島にもともと自生している山柿(普通の柿よりこぶりだが食べられる)がまだ青いうちにその渋を利用して染色した済州独特の染めもの。城邑民俗村などでは日々の伝統的な生活のなか、ごく普通に民家の軒先を利用して柿を蕎麦をこねるときに使うような大きさの鉢のなかでつぶし、染め、干すという作業がおこなわれている。柿の渋には繊維を丈夫にし、布を長持ちさせる効果があるそうだ。

世宗大学で服飾学が専門の文共花先生によると「カロッは伝統的な野良着もしくは作業着で、フォーマルなハレの場所でこそ着ませんが、済州島独特の染色です。現在では、着る人も少なくなりましたので、逆に古きよき時代のものを大切にするといった意味で、済州の民俗村や民芸品店の店員さんのユニフォームとして着られているようですね」とのこと。

済州取材中に幼稚園の園児たちがみなこのカロッを園児服として集団で着ていたのを偶然にも町中で見ることができたのだが、これも幼稚園の園長先生の「済州島独自の民族服を着て愛国心ならぬ愛島心をうしなわぬように」という働きかけなのだそうだ。

カロッは済州市内の高級お土産店で買うより、城邑民俗村の直営店で買えば5,6割は安い。気に入ったデザインのものがあれば躊躇せずに多少ホコリなどで汚れていても思い切って買うことだ。カロッのよいところは洗えば洗うほど風合いがでてくるところだからだ。このごろは地元のお土産屋さんではアンサンブル、ワンピースなどの洋服(70,000W〜)だけではなく、帽子(30,000W〜)や手提げバック類(35,000W〜)まで品数多く売っているようだ。

カロッの洗濯についてのとりあつかい方を現地旅行コーディネイターの慎河龍氏よりアドバイスを下記にいただいているので、これで安心して旅先でカロッ購入できるのではないだろうか。

カロッの正しい洗濯方法

@ 初めて洗濯される時はドライクリーニングすると一番良い。カロッは基本的には手洗いによる、水洗いだけ。汚れがひどい場合は水にウールシャンプー又は一般シャンプーを4〜5滴程度を加え、手洗したあと軽く絞り、陰干ししてください。

A 汚れた部位等の部分洗いはしないようにしてください。そこだけ色が抜けることがあります。

B 6ヶ月〜12ヶ月程度お召しになった後、水洗い洗濯されても汚れが落ちない場合は酢と塩を少量加えた水で濡らし手でやさしく揉んでください。

注意事項
1)洗濯に洗剤、洗濯石鹸等は絶対に使用しないでください。強く擦ってもいけません。
2)洗濯機での洗濯はご遠慮ください。 
3)水に長く浸すのも良くありません。
4)雨など水分を含むとその部分の布地が黒く変色しますが、乾けば元の色に戻ります。


 
Kライター:高R美






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